マグナム®プラス フレックスは、従来よりも細身で柔軟なスリングです。
荷重がかかった際もスリーブが常に芯部（コア）に密着し、折れやシワをほとんど生じさせません。
2種類の異なる繊維と独自の織り技術によって、芯体がスムーズに伸縮するため、狭いフックや接触点でも変形によるダメージや早期廃棄のリスクを低減します。
※芯部（コア）：ラウンドスリング内部の荷重を直接支える繊維束のことです。

スリングのスリーブには、スパンセット独自の「ダブル織り構造」が採用されています。
荷重がかかると、表面層が下層へ沈み込む構造になっており、密度の高い柔軟素材が異物の侵入を効果的にブロックします。
これにより、内部の高性能ポリエステル芯材へのダメージを防ぎ、長寿命化を実現しています。

ラウンドスリングの弱点のひとつである織りエッジの摩耗・損傷を、特別に強化した縫い目で対策。
織りエッジが破損するとスリングの使用継続が不可能になりますが、マグナム®プラス フレックスではこのリスクを最小限に抑える設計が施されています。

ラベルはスリーブに縫い込まれた専用カフに収納されており、さらにフィルムで保護されているため視認性と耐久性を両立。
ラベル下部には耐抜け構造のRFIDタグを内蔵し、検査・点検履歴などの関連データをデジタルで保存可能です。
SpanSet独自の「IDXpert Net」ソフトと連携することで、検査・保守記録の効率的な管理が実現します。

マグナム®プラスと同様、内部には高強度・耐切創性・耐摩耗性に優れた高性能ポリエステル繊維が使用されています。
荷重時の接触厚みが一般的なポリエステルスリングよりも小さく、より狭い曲面や接触点にも確実にフィットし、作業の自由度が向上します。

特殊な二重構造の保護スリーブが、荷重がかかった際に上層が下層に沈み込むことで、折り目の形成を防ぎます。
これにより、スリングの耐久性が向上し、長寿命化が期待できます。

スリーブには、切断や摩耗に強い高性能ポリエステルが使用されています。
これにより、外部からの損傷を防ぎ、スリングの安全性と耐久性が向上します。

スリーブの縫い目は強化されており、摩耗や損傷からスリーブ本体を保護します。
これにより、スリングの寿命が延び、メンテナンスの頻度が減少します。

マグナムプラスフレックスは、EN 1492-2規格に準拠しつつ、SpanSet社の工場標準を超える品質基準で製造されています。
これにより、製品の信頼性と長寿命が保証されます。